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当サイト管理人は働く女性の転職コンサルタントをしています。特に医療系で働く女性の多くは出産や育児を機に仕事を諦めてしまいがちです。しかし、職場によっては育児をフォローしてくれたり、無理のない働き方をさせてくれるのです。やりがいのある医療系の仕事を諦めないで続けて行く方法をお伝えしたいと思います。当サイトのお問い合わせはこちら
医者の補助から患者の世話

医者の補助から患者の世話

看護師の仕事はどんなイメージがありますか?多くの人が外来や病練で注射や検温、医師の補助をするのが看護師の仕事だと思うはずです。実際にイメージ通りではありますが、多忙を極めます。看護師1人が受け持つ患者は5~8名程となり、ひとりひとりの疾患や経過を把握しなければいけません。また、患者の急変には即時に医師の指示を受けて対応しますので、日々の業務を効率良くこなしていかなければいけません。

カンファレンスから始まる業務

看護師の業務開始は朝のカンファレンス(申し送り)から始まります。このカンファレンスとは、夜勤の看護師から夜間の患者の変化等を聞き、その情報を引き継ぎます。その後、受け持ちの患者のバイタルチェックを行い、体調に合わせて看護を行っていきます。日々の看護内容は患者の清拭や入浴介助、陰部清拭をしに回ったり、検査や手術、リハビリがある患者の送り迎えや誘導をします。その他、自ら食事ができない患者の食事介助、採血や点滴、ナースコール対応等、業務は山積みとなります。その為、時間が足りず業務が立て込んでしまう事もあります。ですから、毎日の業務は行動計画を立てながら行わないと仕事がはかどりません。

外来診察の補助

外来診療では、医師の補助業務の他、病状の観察や報告、検温や血圧測定等のバイタルチェック、検体検査の介助を行います。バイタルチェックとは、全身観察を含んだ体の兆候を4つに分けてチェックする作業です。バイタルチェックの4つは以下のものとなります。
「体温」~人間は汗をかく事で体の熱を放散させ、一定の体温を保つように調整しています。
「血圧」~血管に圧を与え、その圧に対して血液が動脈壁に反発する圧を計ります。血液の量が多いほど動脈壁に与える力が強まりますので血圧が高まります。
「脈拍」~心臓が全身に血液を拍出する拍動(心拍数)を計ります。
「呼吸」~呼吸は酸素を体内に取り込んで二酸化酸素を吐き出す外呼吸と、とり入れた酸素を体内で二酸化炭素に交換する内呼吸の2種類があり、呼吸の深さとリズムを観察します。
以上のバイタルチェックで日々患者の状態を把握し、少しでも異変がある際は医師へ報告して対応していきます。

看護師の勤務形態とは

看護師の勤務形態は大きく分けると日勤、夜勤の2交代制と、日勤、準夜勤、夜勤の3交代制となります。2交代制の勤務時間は朝から夕方まで勤務する日勤者と、夕方から翌朝まで2~3時間の仮眠を含める夜勤者で勤務を行います。3交代制の場合は、日勤、準夜勤、夜勤それぞれ8時間勤務で24時間勤務をこなします。2交代制の場合、夜勤者は朝の10時までの勤務となりますが、夜勤明けは休みとなりますので体を休める事ができます。体力的にきつくなるのは3交代制の勤務となり、夜勤が続いた後に休みは挟みますが次のシフトが日勤になると体内リズムを壊してしまいがちです。その為、仮眠ができて夜勤明けが休みとなる2交代制の勤務を好む看護師が多いのです。