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サービス残業の実態

サービス残業の実態

残業が多い!と嘆く介護士の女性は正直少なくありません。介護のイメージは単純に利用者の食事や入浴介助や排せつ介助、その他自分で行えない部分の支援をするといったところでしょうが、実はそれだけなら残業になる事はそうありません。介護士は利用者のお世話だけではなく、委員会活動や介護記録作成、利用者の状態の急変などで残業を余儀なくされるようです。

委員会活動はサービス残業

介護職は必ずどの現場でも委員会があります。そして、全職員がどこかの委員会に所属する事になるのですが、その委員会にはどんな種類があるのでしょうか。施設ごとにその名称は若干違いがありますが、以下のような種類があります。
「研修委員会」「リスク管理委員会」「衛生管理委員会」「行事委員会」「広報委員会」等、更には施設や事業所によって独自の委員会を立ち上げているところもあるようです。
これらの委員会があるお陰で業務を円滑に進めていけるようになりますが、この委員会活動は通常の介護業務の空き時間で行います。しかし、時間に追われる介護業務に空き時間はありませんので、ほとんどが日勤業務外での活動、つまりサービス残業となってしまいがちです。計画書作成や実施状況の報告書作成、会議資料作成等、事務作業がほとんどです。また期限内に提出しなければなりませんので、委員会活動も時間に追われる作業となります。日々の業務だけでギリギリなのに、委員会活動までこなしていくのは大変なのです。

介護記録作成もサービス残業

介護記録は毎日の業務に欠かせないものとなり、その日行った介護記録は必ず残さなければいけません。ですが、この仕事もまた介護業務中に作成するのは無理があります。介護記録はその日の介護内容を細かく記録しなければいけませんから、書く事は大量にあります。介護記録の内容は以下のような内容となります。
「食事の摂取量や排せつ状況」「日々の生活状況や活動の様子」「入浴時の様子」「体調の変化や気づいた点」等があります。
この記録は利用者ひとりひとりの記録となりますし、特に食事の摂取量や排せつ状況はその都度記録しなければいけません。委員会活動はせいぜい月1~2回程度ですが、介護記録は毎日の事ですので手早く終わらせないとその分サービス残業となりますし、ほとんどの介護施設や事業所はパソコンの記録ソフトを利用していますので、パソコンが苦手な人は更に時間がかかってしまいストレスに感じてしまうようです。

予想がつかないサービス残業

高齢者が相手の介護は、いつ何が起きるか予測不可能です。さっきまで元気だった利用者が急な体調不良を起こしたり、転倒で怪我をしたりと目が離せません。命にかかわる心筋梗塞や脳梗塞、心臓発作を引き起こす可能性が高いですし、転倒による怪我も打ち身や擦り傷だけではなく、骨折してしまう可能性も高いのです。このような時は普段以上に神経を使い、対応していかなければなりません。また、病院へ緊急搬送となれば必ず職員が1名同行します。看護師や医師に状態変化や経過を報告したり、利用者の家族が来るまで付き添わなければいけません。こうなるといつ帰れるかわかりませんし、戻ってから早急に記録を作成しなくてはいけません。このように予測ができないサービス残業もこなさなければいけません。